認知行動療法教育研究会
認知行動療法教育研究会
こころのスキルアップ教育
Japanese Association of Cognitive Behavioral Therapy in School
「錯覚」
下の動画は、ある日「こころのスキルアップ教育」の授業を受けた清水陽菜子さん(当時高3)から授業内容をもとにした楽曲が届きました。歌唱、動画、曲、すべて清水さんの手によるものです。素晴らしい楽曲をぜひご視聴ください。
※英語字幕は国際学会でご紹介するために後でつけたものです。

令和7年北陸地区が誕生します!
全国6つの地区を拠点にして活動しています。
北海道・東京・名古屋
大阪・四国・九州
認知行動療法教育研究会について
学校の先生が中心となって活動している研究会です。
認知行動療法の考え方や方法を活用しながら学校現場で心の健康を守り育てることを目的とした「こころのスキルアップ教育」の研究を進め、同時にその普及を図ることを目的に設立されました。
子どもたちに授業でこころのしなやかさを
子どもたちの健やかなこころの成長を授業で促したい。
授業を通して子ども一人ひとりが”しなやか”になっていければ。
そんな風に教師として考えたことはありませんか?
我々の研究会は”認知行動療法”という心理療法のエッセンスを
学級活動や道徳、国語、保健体育などの授業、
学習指導要領の枠組みの中で
「こころのスキルアップ教育」として
子どもたちに教え、互いに学びあえることを目指しています。
一緒に学びませんか?
認知行動療法教育研究会
どんな指導方法ですか?
どなたでも指導案と解説を見つつ、子どもたちに授業をすることがコンセプトです。
認知行動療法のエッセンスを取り入れた指導案たちですが、認知行動療法の専門家である必要はありません。
授業の専門家である先生たちならOK!


どの単元からでも、また1単元だけでも実践できます。学校の状況に合った授業を選択して、先生たちの工夫を加えて授業を行うことができます。
いろいろなやり方がありますが、単元1は他の単元にも繋がる基本的な内容が詰め込まれた単元です。この単元から始めることをおすすめしています。総合的な探究の時間・道徳・部活動、HR、地域、
特別支援学校などでも行われています。
グローバル化した社会で必要な力を育成

動画のご紹介
生徒の作品
動画「気持ちとパフォーマンス」
野球部の生徒(高校2年生)の作品です。「こころのスキルアップ教育」の授業を受けて作った動画メッセージです。
大野裕先生(本研究会会長)の認知行動療法の
解説動画のyoutubeへのリンクです。
こころを元気にするステップ
「こころコンディショナー」
非認知能力を育む
問題解決スキル・コミュニケーションスキル・感情のコントロールなど、非認知能力を育む授業を学校の先生が行うことができます。
指導案には生徒の身近な事例を取り入れ、グループ活動で授業を進めていきます。生徒たちは協力し互いの考えを聞き合いながら、実践的なスキルを身につけていきます。
同時に学級という学びの環境づくりに繋がるところがこの指導案の大きな魅力でもあります。

授業の感想
🔳小学生🔳
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他の人がどんなことで悩んでいるのかよくわかった。友だちでもいたら一緒に解決してあげたい。
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自分の悩みを聞いてくれる人がいなかったけれど、この授業をして、友達がアドバイスを書いてくれたので、とても嬉しかったです。これから今悩んでいることがまたあったら友達のアドバイスを参考にして考えを見直していきたいです。
🔳中学生🔳
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人の感情は、無意識に浮かんでくる考えに影響されることがよく分かった。ただ落ち込むのではなく、もう一度自分の考えを振り返り考え直すことが大切だと思った。
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私は、家でイライラしたときには妹や物に当たったりすることがある。今回の授業で怒りにどう対処したらいいかを考えて、「距離を取る」や「好きなことをする」など自分に合った対処法を見つけていきたいと思った。
🔳高校生🔳
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日常生活で実行できたり、役立ったりする瞬間が何度もあった。自分の気持ちを上手くコントロールすることで、自分も周りも気持ちよく過ごすことができたると思った。問題解決スキルを実行したら、クラス順位が4位になった!
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物事で悩んだとき、自分一人で解決しようとせず、周りの力を頼ってもいいんだと思えるようになった。一度冷静になることで、人の意見を聞いてみたり、別の視点から考えたみたりすると、自分の考えすぎだったり新しいことに気づけるんだと分かった。
生徒の夢を支えるプログラム
【生徒に質問】
「メンタルサポート」の授業は夢の実現に役立ちますか?
※「メンタルポート」は専修大学附属高等学校で行われている「こころのスキルアップ教育」を取り入れた選択授業の校内の呼称です。

「こころのスキルアップ教育」の授業を通年で受けた生徒たちから聴き取り調査をした結果です。授業を受けた全員の生徒が、この授業が自分の夢の実現に役立つと答えました。上の図はどのような学びが、自分の夢の実現に役立つと感じたのか、生徒の言葉を整理したものです。また、その結果を文科省が掲げる「高校生活でさらに伸ばしてほしい能力」と重ねたのがこの図です。
精神分析武田こころの健康財団
令和2年度研究助成事業:平澤千秋
「生徒指導提要」
4層全てで使える

「生徒指導提要」4層のどの階 層でも役立ちます。特に「全ての児童生徒」が一人一人自分らしく生きていくための支援として先生が授業で使える有益なアプローチです。
医療のものを
学校の先生が使えるの?

医療の方法をそのまま使うわけではありません。先生としての関わりを通じて、学校生活のいつでもどこでも活用していくことができます。また、認知行動変容アプローチは気持ちをコントロールして自分が期待する方向に進んでいくための手立です。治療ではなく教育としての実践なのです。
認知行動変容アプローチとは

認知行動 療法は特別なものではなく、私たちが意識しないで行っている上手なストレス対処法をまとめたものなのです。なので、デジタルやテキストなどを活用しながら専門家(精神医療)のかかわりを極力抑えて誰もが活用することができるのです。それは認知行動変容アプローチ(簡易型認知行動療法)とも呼ばれます。学校に限らず、地域・司法、福祉など多様な職域で活用が広がっています。